放課後等デイサービス業界に
広く通じる情報を随時配信中!


交通渋滞で到着が遅れた場合に記録として残す必要がある文言とは?

2024/11/27

行政書士小澤先生の放デイコラム

交通渋滞で到着が遅れた場合に記録として残す必要がある文言とは?

みなさんこんにちは!
はぐめいとでは放課後等デイサービスや児童発達支援を運営している事業者様に向けて様々な情報を発信しています!

今回は放デイラボのYouTubeチャンネルの中で『【回答】学校からの交通渋滞で到着が遅れた放課後等デイサービスが記録として残す必要がある文言とは?』について、介護業界を支える行政書士 小澤信朗先生にわかりやすく解説いただきましたので、その内容をご紹介します。

  • 実地指導に強い!放課後等デイサービス向け施設運営システム。加算要件を自動でチェックし、最適な人員配置をサポート。業務時間の短縮を実現します!
  • 放課後等デイサービスを運営している会社が開発 療育に特化した業界唯一のソフト HUGの資料請求をする

令和6年報酬改定後の基本報酬の取扱い

…抜粋…
〇 児童発達支援給付費及び放課後等デイサービス給付費(基本報酬)において、支援の提供時間に応じた区分(時間区分)を導入する。
区分は「時間区分1」支援時間30分以上1時間30分以下、「時間区分2」同1時間30分超3時間以下、「時間区分3」同3時間超5時間以下の3区分とする。

〇 「支援の提供時間」は、現に支援に要した時間ではなく、個別支援計画に位置付けられた内容の支援を行うのに要する標準的な時間(個別支援計画において定めた提供時間)とする。
ただし、現実の提供時間が個別支援計画において定めた時間より短い場合について、事業所都合により支援が短縮された場合は、現に支援に要した支援時間により算定する。
一方、障害児や保護者の事情により支援が短縮された場合には、個別支援計画において定めた時間により算定するが、個別支援計画に定めた支援の内容や提供時間が、実際の支援の提供と合致しない場合には、速やかに個別支援計画の見直し・変更を行うことを求める


引用:令和6年度障害福祉サービス等報酬改定(障害児支援関係) 改定事項の概要(令和6年4月1日 こども家庭庁支援局障害児支援課)

上記が報酬改定後の基本報酬の取り扱いになります。
基本報酬の取り扱いの詳細は、こちらのはぐめいと記事をご覧ください。
>>【令和6年報酬改定】基本報酬の時間区分のまとめ

では具体的に、送迎時に渋滞に巻き込まれて遅れた場合はどうなるのでしょうか。確認してみましょう。

交通渋滞のため、実利用時間が計画時間より短くなったケース

【質問】
・時間区分交通渋滞のため、実利用時間が計画時間より短くなりました。
・計画時間だと時間区分2ですが、実利用時間は時間区分1になります。

【算定時間理由】
以下の記載で問題ありませんか?

「交通渋滞のため、登所時間が遅くなり、実利用時間が計画時間より短くなった。送迎時の交通状況によって実利用時間が計画時間より短縮されたので、個別支援計画別表に定めた時間区分2で算定する。」

回答

【時間区分】
計画時間の「時間区分:2」で請求できます。
交通渋滞は事業所都合ではないため、個別支援計画に定めた時間の請求で構いません。

【算定時間理由】
「交通渋滞のため登所時間が遅くなったため」
などシンプルな記載(交通渋滞で遅れたことを記載)でも特に問題ありません。

注意点

「利用者都合」か「事業所都合」の明確な判断
→ 明らかな事業所都合とは、職員が不在のため預かれないなどが考えられます。
→ 原則、利用者都合になるケースがほとんどです。

まとめ

基本報酬の時間区分は、事業所都合でなければ個別支援計画に定めた時間区分の請求になります。

算定時間理由の記載は必須ですが、理由自体はシンプルで構いません。

さいごに

放課後等デイサービスの事業を続けていくためには、専用ソフトの活用も極めて有効な手段の一つです。
弊社が提供する「HUG」では、放課後等デイサービスを運営している事業者様の為に成長療育支援システムを開発しています。

日々の記録をつけるだけでサービス提供実績記録票や業務日報など、必要な書類を自動で作成。 記入ミスや記入漏れを防ぎ、 事務作業における残業時間を削減します。

業務日報や出勤表などを自動的にチェック。 記録の不備や減算対象になる場合は警告を表示し、不備や適切ではない人員配置を未然に防ぐので 健全な施設運営を実現します。

放課後等デイサービス・児童発達支援に特化したシステムを活用し、安心・安定した運営を目指しませんか?

HUGの施設運営機能について 詳しくはこちら

お電話でもご案内も受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。
052-990-0322
受付時間:9:00~18:00(土日休み)

小澤信朗先生のご紹介

利用者負担上限額管理をする必要が初めて出てきた場合の対応

1977年東京生まれ。東京都中野区で活動する行政書士。
山形大学人文学部4年の時に、知的障害児のための学童保育でボランティアを始めたことをきっかけに、 障害福祉サービスに関するサポート業務をおこなうことが自分のライフワークとなる。

山形大学人文学部を卒業後、介護保険対応総合システムのサポートを経て、 2010年9月に行政書士として独立。
放課後等デイサービスは、東京都の他、青森県や岩手県、宮城県、福島県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、茨城県、神奈川県、静岡県、愛知県、長野県、三重県、岐阜県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、沖縄県などからも依頼をうけ、開設や運営のコンサルティングや申請代理業務を手掛けている。また開業後、リコージャパン株式会社、公益社団法人かながわ福祉サービス振興会、パナソニックエイジフリーケアセンター香里園、NDソフトウェア株式会社、新興サービス株式会社、多摩信用金庫、株式会社細田工務店、株式会社エス・エム・エス、株式会社いきいきらいふ、連合福井、杉並区地域包括支援センターケア24西荻、府中市地域包括支援センター安立園など上場企業や地域包括支援センター主催のセミナーで講師として活動するなど幅広い活動をおこなっている行政書士である。

  >放デイ・ラボのYouTubeチャンネルはこちら

  • 放課後等デイサービスを運営している会社が開発 療育に特化した業界唯一のソフト HUGの資料請求をする
  • 開業スタートダッシュパック 内容を詳しく見る

メールマガジンの登録

新着記事や放課後等デイサービスに関するお役立ち情報をお届けします!

メールマガジンの登録はこちら


アクセスランキング
カテゴリ

最新の記事
話題のキーワード




本件に関するお問い合わせ先:株式会社ネットアーツ TEL:052-339-1222 E-mail:tsales@netartz.com
本記事の転載・無断複製を禁じます © Netarts Co., Ltd. All Rights Reserved.