放課後等デイサービス業界に
広く通じる情報を随時配信中!


家族のために、そして子どもたちの将来を考えて【合同会社TULA様】

2025/06/04

放課後等デイサービス事例インタビュー

家族のために、そして子どもたちの将来を考えて【合同会社TULA様】

群馬県伊勢崎市で放課後等デイサービス「太陽の花」を運営する合同会社TULA様にお話を伺いました。
放課後等デイサービス『太陽の花』を立ち上げた経緯など、代表の奥様で2施設を統括する高野 恵様からお話を聞くことができました。

>> 放課後等デイサービス 太陽の花

  • 実地指導に強い!放課後等デイサービス向け施設運営システム。加算要件を自動でチェックし、最適な人員配置をサポート。業務時間の短縮を実現します!
  • 放課後等デイサービスを運営している会社が開発 療育に特化した業界唯一のソフト HUGの資料請求をする

保護者の立場としても急いで立ち上げた放デイ

インタビュアー(以下:イ)高野様の簡単な自己紹介と施設を立ち上げたきっかけなどを教えてください。

高野様(以下:高野)合同会社TULAの高野です。2つの放課後等デイサービス施設を統括しています。
夫が会社の代表で接骨院も経営していますが、息子が発達障害と診断を受けたことが開所の理由です。

しかし、きっかけは息子の診断と同じ時期に、夫も精神障害になってしまったことです。
接骨院の仕事の収入が減り、収入を増やさなきゃいけないのに、息子のケアもしなきゃいけないというときに、放課後等デイサービスの存在に行き当たりました。

ちょうどコロナ禍だったこともあり、事業再構築補助金という大きな補助金があり、「私はチャレンジしたい!」と。
接骨院から事業転換して息子を通わせることができたら、家族全員が放課後等デイサービスに関わることができるのではないかと思ったからです。

イ)事業転換の発想を思いついたのは、奥様の恵様ですか?

高野)そうです。放課後等デイサービスというものは知っていました。
息子にも関わるので、私も勉強しながら仕事にすることが出来たら一石二鳥になると考えました。

イ)当時、息子様は放デイに通ってはいなかったのですか?

高野)発覚したのが遅く、それまで療育には縁がなかったんです。
放課後等デイサービスの存在は知っていたけれど、自分が関わりのあるものとしては捉えていませんでした。

診断が下りたのが小学4年生ぐらいで、その時になって初めて放課後等デイサービスを探しました。

でも、近所に通えそうなところがなかったんです。近所に放課後等デイサービスが無いこのエリアなら事業として成り立つのではないか、自分で作るのもいいかもしれない、と考えました。

イ)その辺りもご自身でいろいろ調べられたのですね?

高野)息子が通う前提があったので、見学がてら偵察にもなった感じです。そうしたら、施設があっても空きがないということも分かりました。

イ)素晴らしい行動力ですね。保護者の立場としても立ち上げに向けて行動されたのですね。

高野)当時はそうでしたね。ちょっと急いだ方がいいと思いました。

夫婦で運営する強み

イ)療育や保育を知らない状況だったと思います。情報収集や開所に向けた準備で大変だったことはありますか?

高野)情報収集はHUGさんがいたので安心感はあったというか、運営に関してはHUGを使えば大丈夫なのかなとは思っていましたが、児発管が見つからなかったらどうしようという不安は、すごく大きかったです。

イ)採用は、どのような形で行われましたか?

高野)採用は、無料のインディードだけです。お金をかけずに採用できました。
児童発達支援管理責任者も保育士も応募が来て、スムーズに採用できましたね。

ただ、児童発達支援管理責任者に関しては、応募は少ない印象です。資格を取得したいけど実務要件はまだ足りない方が多いですね。

イ)闘病中のご主人は、一緒に準備をされたのですか

高野)そうですね、病気を持ちつつも、出来ることをやる感じで関わってくれました。

土地を探したりとか、建物の打ち合わせに一緒に参加したりです。接骨院の本業があったので、無理のない範囲で主に私が動きました。

イ)放デイを立ち上げるお話をされたとき、ご主人はどんな感想だったのでしょうか?

高野)めちゃくちゃノリノリで、「楽しそうだね」と言ってくれました。
患者さんにも話して、利用者の募集に協力してくれました。

新しいことをすることで前向きになれたと思いますし、不安とかは全くなく、同じ気持ちで進めることができました。

イ)今、ご主人様は現場の方に関わられたりしていますか?

高野)夕方に支援に入ったり、職員が休んだ時などに支援に入ってくれていますし、職員と1対1の面談をしてくれるなど、運営にも関わっています。

イ)協力体制があるのは、ご夫婦で運営されている強みですね。

放デイの立地はとても重要

家族のために、そして子どもたちの将来を考えて【合同会社TULA様】

イ)開所が2022年の4月ですが、集客で大変だったことはありますか?

高野)ホームページは、絶対に作りたいと思っていました。
近所の放課後等デイサービスでホームページがあるところが当時少なかったので、作った方が良いと思ったからです。

集客チラシを作って、市役所など挨拶周りをしたところに置かせてもらったりはしました。フリーペーパーも出してはみましたが、別にそれがすごく効果があったわけではないので、自然と利用者が集まった感じですね。

最初から定員が埋まったわけじゃなく、最初は6人くらいでしたが、息子もいましたし、接骨院からの紹介や近所だからと来てくれた人もいました。

あとは、相談員さんから「他に空きがないから、新しく開所したところを紹介します。」と紹介いただけたので、利用児童が来なくて困ったということはないですね。

イ)物件を探す時に、立地などリサーチにされましたか?

高野)立地はしっかりと調べました。
放課後等デイサービスがないエリアで、広くて賃料が安く、3か所ぐらいの学校にアクセスできるような場所を探しました。

イ)やはり、立地条件が良かったということですか?

高野)そうですね。周りに放課後等デイサービスが無い所に開所できたので、そのエリアの人は自然と集まりますよね。

年齢や特性を配慮できるように2施設目を開所

イ)最近2施設目を開所されたのは、利用者が増えすぎたからですか?

高野)それもありますし、売上を伸ばして安定させなければならないこともあります。
しかし1番の理由は、児童に合う施設を選ぶことができた方がいいのではないか、という想いで2施設目を作りました。

この児童とこの児童は相性が悪いみたいとか、レベルが合わないということがあったので、区分分けのようなことが必要でした。

イ)そうすると、施設によって療育内容が違うのですか?

高野)そうしたいところですが、開所したばかりで、なかなか実態が追い付いていません。
本来はきちんと養育方針を決めて、体制を整えていかなければならないのですが、今はただ、年齢や特性で、知的な障がいのある子と情緒に障がいのある子で分けている現実があります。

イ)アセスメントをして、どちらの施設が合うのか判断する形ですか?

高野)児童発達支援管理責任者の判断です。

イ)療育に関して、基本的には児発管の方に任せられているのですね?

高野)私も指導員という形で、1つの施設の現場には入っていますが、私には、資格や経験がないのでお任せしています。

私は一応、統括マネージャーで管理者を管理するみたいな立場なので、ミーティングは両施設に参加しています。

療育に対して意見はしませんが、運営上で問題などがあれば意見を言います。

イ)統括マネージャーというお立場で施設間や職員様との関わりで大変なことはありますか?

高野)1店舗の中は、すごく上手くいっていますが、店舗同士となると、移動とかヘルプなどに対してネガティブな反応をされてしまうことがあります。

施設同士も近いので、送迎や体制など融通が利く体制が整えられたらいいなと思っています。

基本的に両施設の目標は、「社会に出た時に困らないように」ということです。子どもたちが社会性を身に付けていく療育を行っています。

家族のために、そして子どもたちの将来を考えて【合同会社TULA様】

HUGはエラーを出してくれるから安心

イ)開所からHUGを導入いただいています。HUGにしようと思った決め手はどこですか?

高野)一番手厚く、エラーをちゃんと出してくれることです。
人員配置や請求をやろうとする画面で、間違っているとエラーが出てきます。そこが素人だったので、一番安心できると思いました。

あとは、マイページでお子さんの写真が見られることがいいと思います。保護者目線で考えると、写真が付いていたら嬉しいですよね。

全部が網羅されているシステムは他には無いと思います。

HUGの業務日報は記録として無駄がない

イ)業務日報などもご活用されていますね。

高野)そうなんです。
以前は業務日報を使っていなかったのですが、日々のことは確認できた方が便利だし、いざというときに見返せるし、写真も載せられるので、すごく便利だと気が付き使い始めました。

パートさんも出社して、すぐに確認できるし、出勤していなくても自宅から見ることができるので情報共有が早くなります。

イ)情報共有に業務日報を活用することは、高野様が進められましたか?

高野)そうですね。こういう機能があるなら使った方がいいんじゃないかと思ったんです。
だって記録として残るし、いざとなればプリントアウトすればいいだけだから、無駄が無いと思います。

人員配置は操作オプションでエラーが変わる仕組み

イ)HUGをお使いいただく中で、ご要望やお気づきの点はありますか?

高野)出勤予定表で「児童指導員等加配加算が足りてません。」など人員配置で足りていないとエラーがでます。人員配置は県によって違ったりしますよね?

イ)それは、人員配置のチェック基準が月ごとなのか、日ごとなのかが違うということでしょうか?自治体によっては、月全体トータルで見て人員が足りていればよいというところもあれば、一日単位で人員基準を満たしている必要があるところもあります。

それに対しては、HUGは操作オプションで設定を切り替えられるようになっております。
[出勤予定表]の[操作オプション]で「月毎」もしくは「日毎」を選んでいただくと、それに合わせてHUGは人員が不足しているのかエラーチェックする仕組みになっています。

もし、操作方法等でご不明な点ございましたらサポートにご確認ください。

高野)そうなんですね。自治体によって違いますもんね。確認してみます。

協力会社と就労支援を計画

イ)今後のビジョンや目標をお聞かせください。

高野)何年後かに、子どもたちが大人になって働けるような施設をイメージしています。
今、話が上がってるのはB型の就労支援施設です。クリーニングをやってる会社の方と協力して、ここでやりたいと話しています。

やっぱり、放課後等デイサービスは長くても18歳までです。それ以降も居場所を作って、提供できたらいいなと計画してます。

イ)具体的に何年後など目標はありますか?

高野)今、通ってくれている中学生の子が働けるタイミングと考えると、4年以内に出来たらいいですね。

イ)協力会社さんは、お知り合いですか?

高野)福祉施設ではありませんが、接骨院の患者さんとの繋がりです。
就労施設とクリーニングは、すごく相性がいいみたいで、単価がすごく高くなります。

イ)保護者様も、先がある施設に通わせられると安心ですね。弊社も就労移行と就労B型事業をやっております。

高野)請求ソフトもあるんですか?

イ)今、開発はしていますが、実際にうちの施設で試して、改善を繰り返しているような状況です。またご案内させて頂けたら幸いです。

高野)全く何も分からない状態で、いきなりB型の就労支援支援はちょっと難しいと思っていますが、ノウハウを持っているクリーニング会社と一緒に支援が出来たら安心だと思っています。

イ)協力会社さんがいると、よりリアルに進めていくことができますね。
弊社は就労もやっておりまして、施設見学を定期的に開催をしておりますので、ぜひご参加頂けたらなと思います。

本日は貴重なお話とお時間を頂きまして、本当にありがとうございました。

さいごに

弊社が提供している「HUG」は放課後等デイサービス運営会社が開発したソフトウェアです。

請求業務はもちろん、個別支援計画やサービス提供記録の作成から管理も簡単に行えます。
実際にHUGをご利用いただいている放課後等デイサービス事業者様の感想をご紹介していますので、請求ソフトや管理システムの導入を検討されている方はご参考くださいませ。

HUG導入のお客様の声はこちら

お電話でのご案内も受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。
052-990-0322
受付時間:9:00~18:00(土日休み)

  • 放課後等デイサービスを運営している会社が開発 療育に特化した業界唯一のソフト HUGの資料請求をする
  • 開業スタートダッシュパック 内容を詳しく見る

メールマガジンの登録

新着記事や放課後等デイサービスに関するお役立ち情報をお届けします!

メールマガジンの登録はこちら


アクセスランキング
カテゴリ

最新の記事
話題のキーワード




本件に関するお問い合わせ先:株式会社ネットアーツ TEL:052-990-0322 E-mail:hug-support@netartz.com
本記事の転載・無断複製を禁じます © Netarts Co., Ltd. All Rights Reserved.