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「何度言ったらわかるの?」をやめて子どもに思いを伝える方法

2020/10/30

羽田野ふきこ先生の子育てコラム

「何度言ったらわかるの?」をやめて子どもに思いを伝える方法

こんにちは。
元小学校教師の羽田野ふきこです。

9月のコラムで「口癖」について書きましたが、たとえば親が子に、先生が生徒に、上司が部下に…よく口にする言葉の中に、「何度言ったら分かるんだ」という言葉があります。

確かに…私も何度か言われたことがありますし子どもに使ったことがあります。

自分は何度も説明しているのだから、“相手も分かっただろうと思っていたことが、実は伝わっていなかった”と言う経験は誰もがあるのではないでしょうか。
反対に、相手が一生懸命説明したとしても、“自分が異なった解釈をして受け取ってしまった”と言った経験もあるのではないでしょうか。

このように、コミュニケーションが上手くとれないという体験を、私たちは何度も経験しています。

教員をしていたときのことです。
1年生のA君が、掃除の時間にB先生から指導を受けていました。
B先生はしばらく身振り手振りを交えて何やら話していました。
A君は黙ってB先生を見ていました。
その後、私はA君を呼んで、「どんなお話だったの?」と尋ねてみました。
A君はしばらく首をかしげ考えていました。
どうやらB先生の話はよく分からなかったようです。

また、授業の際、教師は話の最後によく「分かりましたか?」と
子どもに尋ねることがあります。
すると、子ども達は毎回決まって「分かりました」と応えます。
それはまるで合い言葉のようです。

私もかつては無意識に聞いていたことがありましたが、
あることをきっかけに使うことを意識して辞めるようにしました。

みなさんも、子どもに「分かった?」と無意識に言っていることはありませんか?

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あなたの口癖はなんですか?口癖から分かる自分の思考とお子さんへの接し方

2020/09/07

羽田野ふきこ先生の子育てコラム

あなたの口癖はなんですか?口癖から分かる自分の思考とお子さんへの接し方

こんにちは。子育てアドバイザーの羽田野ふきこです。

「あなたの口癖はなんですか?」

自分がよく口にする言葉について、考えてみたことはありますか?
結構、自分では気づいていないことの方が多いようですが、口癖は必ずあります。

無意識のうちに発している言葉が、
知らない間にお子さんが責められていると感じたり、
行動の制限をさせてしまっているかもしれません。


先日、講座に来てくださるお母さん達と口癖についての話題になりました。

「普段どんな言葉を子どもに使っているか」を聞いてみると、
最初はほとんどの方が首をかしげしばらく考え込まれていました。

私が教員をしていた時、「面倒くさい」が口癖の子がいました。

何か作業をする前に必ずこの言葉をつぶやきます。
毎回スタートサインのようなものです。
もちろん自分では気づいていません。
面倒くさいとは言いますが、学習には最後まで取り組みました。

ちなみに、私も以前娘に、私がよく使う言葉について言われたことがあります。
私も言われるまで自分の口癖には気づいていませんでした。

それは、「なんで?」という言葉です。

私は、何かに気づいたり発見したり、物事を深く考えるたりするとき、
“なんでかな?”
“どうしてそうなったかな”
“何が原因なのか”
“そこに何があるのか”…を知ることに
とても興味があります。

私にとって「なぜ?」は好奇心の現れであり、
疑問に思うことがあると本で調べたり人に聞いたりして考え、
行動に起こすことが好きでもありました。

しかし、この言葉は相手に“責められている”と感じさせたり、
時によっては“言い訳を出させてしまう”場合もあり、
使い方に注意をしなくてはいけません。

娘がそのことに気づかせてくれました。
(娘には感謝しています。)

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