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発達障害や知的障害のある子どもたちの「季節の変わり目の体調不良対策」とは

2022/09/15

小児発達専門看護師 佐々木先生コラム

発達障害や知的障害のある子どもたちの「季節の変わり目の体調不良対策」とは

こんにちは。小児発達専門看護師で知的障害児の母でもある佐々木美華です。

夏休みも終わり、2学期が始まりましたね。
お子様たちはいかがお過ごしでしょうか?

ここ最近、朝晩の温度差を感じるようになってきました。
温度差が大きくなる季節の変わり目は、大人でも体調不良になりやすいですよね。

発達障害や知的障害のお子さんがいる親御さんたちは、この時期のお子さんの様子で
「朝から身体がだるそうでボーっとしている」
「あまりご飯をたべてくれない」
「イライラしてかんしゃくが増えた」

など、お悩みをではないでしょうか?

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感覚過敏で気温の変化に弱い子どもたち

この時期、発達障害や知的障害のある子どもたちは体調不良が顕著に表れることがあります。
なぜなら、
感覚過敏で気温の変化に弱い
暑い寒いが上手く伝えられない
体温調節が苦手
だからです。

発達障害や知的障害のある子どもは、感覚過敏により些細なことにも敏感に反応し、ストレスにさらされている機会が多くなりがちです。
このため、常に神経をすり減らしている傾向があり、気温差や気圧の変化に体がストレスと感じて体調を崩してしまうことも。

また、知的に障害のある子どもは無発語であることも多く、体に感じる「暑い」 「寒い」を上手く伝えることはできません。
そのために気温や室温に対する不快感を持ちながらも、不快な状態が放置されるので体調を崩しやすくなるのです。

さらに自律神経のコントロールが上手くできずに体温調節が苦手な傾向にあります。
自律神経は発汗作用にも影響するため、それが上手く働かないことで汗をかきにくく、暑さが体の内側にこもってしまいます。

このように周りの大人も子どもの体調変化に気づきにくいので、熱中症は特に注意が必要なのです。

子どもたちの体調不良を見抜くには

では、発達障害や知的障害のある子の体調不良を見抜くには何をしたらいいか?

それは「記録をつけること!

つまり、子どもの体調を観察してスケジュール表などに記録します。

こういった観察記録をつける意味は、記録を見ることでデータが視覚に訴え、パッと見て子どもの体調変化を把握しやすくなります。

体調変化の傾向を把握、事前に対策を!

私の息子も知的障害がありとても敏感なので、季節の変わり目は「暑い」「寒い」が上手く訴えられないストレスも加わりイライラしやすいです。
また、だらだらしている時間も多く、鼻水や咳が出てくるなどの不調にも悩まされていました。

しかし、息子の体調記録をつけることで彼が体調不良になる傾向が把握できるようになりました。
それにより、「無理にスケジュールを詰めすぎないようにする」などの対策をとれようになり、大きく体調を崩すことはほとんどなくなりました。

発達障害や知的障害のある子の季節の変わり目の体調不良の対策で大切なことは、親や周囲の大人が子どもの様子をよく観察することです。
決して本人のわがままや、やる気のなさではないことを理解しましょう。

そのためには体調を記録すること!

そして、いつもと違う変化を早めに察知し、事前に対策をとるようしましょう。

まとめ

発達障害や知的障害のあるお子さんの季節の変わり目の体調不良に悩んでいる親御さんたちは、ぜひ!お子さんの体調をスケジュール表や手帳に書いたり、スマホで記録することをおススメします。

発達障害や知的障害のある子どもたちの「季節の変わり目の体調不良対策」とは

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著者紹介

発達障害や知的障害のある子どもたちの「季節の変わり目の体調不良対策」とは

看護師・保健師歴20年で知的障害児の母!
知的障害、発達障害のある子と親が穏やかに過ごせる方法を提案!

小児発達専門看護師、保健師、知的障害児の母、一般社団法人親子発達サポートそーる代表理事:佐々木美華(ささきみか)
○看護師
○保健師
○タッチケア講師
○バランスボールインストラクター
○発達支援コーチ(初級、中級)修了
○ソーシャルプランナー療育コース修了
○PECSレベル1修了
○BBA(ビルディングブロックアクティビティ)講座修了


■講師プロフィール
看護師・保健師としてクリニックや企業、保健センター、子育てひろばの育児相談など小児に関わる分野で20年以上仕事に携わる。
自身の息子に先天性の障害があったことから、幼少期から療育やリハビリに二人三脚で取り組み、家庭療育を実践。障害児に対する様々なアプローチ法があることを学ぶ。
「障害のある子と親の居場所が地域にない」と子育て中に実感していたため、2019年1月に保育士・リトミック講師・障害福祉施設支援員などと共に0.1.2歳児の親子発達応援サロン「そーるきっず」を開始。
他にも、個別発達相談、タッチケア通信講座、知的・発達障害児(者)支援者スクール、児童発達支援、放課後等デイサービス支援者向け研修、保護者会講師、子育て支援者向け講師、講演などニーズに応じて主宰。
"地域で障害のある子と家族が笑顔で暮らせるために"を理念に、自身の仕事と障害児子育ての経験から、「親子で穏やかな時間を過ごすために出来ること」について具体的な対応方法を提案している。


■活動内容(例)
○0.1.2歳児の親子発達応援サロンそーるきっず
○タッチケア通信講座
○個別発達相談
○知的・発達障害児(者)支援者スクール
○児童発達支援、放課後等デイサービス、生活介護等、施設アドバイザー・支援者向け研修
○障害児の保護者向け講座
○子育て支援ひろば支援者、保護者向け講座

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