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【後編】ゴールの共有がカギ!?地域で選ばれる施設になる方法【株式会社いなべサポート様】

2017/06/28

放課後等デイサービス事例インタビュー

【後編】ゴールの共有がカギ!?地域で選ばれる施設になる方法【株式会社いなべサポート様】

三重県いなべ市にて放課後等デイサービスを運営されている
株式会社いなべサポート様にお話しを伺いました。
ゴールを見据えて一つ一つ着実に積み重ねていく姿が印象的な伊藤社長。
子どもたちや保護者様方との関係づくりから社員が働きやすい環境づくりまで、
多岐に渡ってお話し頂きました!

>>【前編】全く未経験の業種に新規参入。保護者様との信頼関係を築く為にしてきた活動とは【株式会社いなべサポート様】

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ちゃんとルールがあって、ゴールは共有します

インタビュアー(以下:イ)やっぱり施設を回していくうえで、お金の話もありますし、一番いい形をどうしたらいいのか常に模索しながらですね。

伊藤様(以下:伊藤)模索ですね。いやーーー大変でしたね、思い返すと(笑)

イ)そうですね(笑)でもそこが醍醐味なわけじゃないですか!

伊藤)醍醐味かもしれませんね(笑)喧々諤々やるんですけどね(笑)

イ)真剣だからこそ喧々諤々、ぶつかり合ったとかになるんですよね。

伊藤)そうですね。ただ、ちゃんとルールがあって、ゴールは共有します。
○○くんのゴールはここですよ、課題はこれですよっていうのはスタッフ全員で共有しています。
日々の療育はどうしても現場のスタッフの価値観にゆだねなくてはいけないので、自分がゴールに向かってると思えば何をやってもいい。何がその子にとっていい刺激になるのかってわからないですからね。
逆にやってはいけないのが、スタッフ同士であなたがやっていることはおかしいと非難し合うこと。
これをやると組織が潰れちゃいます。それは約束事ですね。

イ)スタッフ同士互いに認め合うということですね。

伊藤)スタッフ同士で尊重し合う環境をつくっておかないと、施設の雰囲気もギスギスしてしまいますからね。

イ)そうですね。ちなみにそういった環境をつくるために取り組まれていることは他にありますか?

伊藤)とにかくミーティングをして情報の共有をしていますね。

イ)結構頻繁にミーティングは行っているんですか?

伊藤)毎日行っていますね。今日の一日の流れから、その日施設に来る子についての情報の共有まで。
実は2人新しくメンバーが増えまして、一からスタートしている形ですね。

イ)そうなるとそこで結構時間をとられそうですね。

伊藤)そうですね。でも結局何を求めてるのかでやり方って全部変わってくるんですよね。
それこそ儲けが目的ならそもそもHUGシステム入れないですし(笑)
会社としてのゴールをどこに置いているのかによるんでしょうけど、コストや時間がかかっても、最終的に保護者様の信頼に繋がっていって、通ってくれている子どもたちがいい笑顔になってっていう、この瞬間を目指して一つ一つ積み上げているという感じですね。

イ)日ごろから意識していないとできないことですね。

できなかったことができるようになる瞬間は多分お母様たちよりも間近で見ていると思います

イ)施設を運営している中で良かったことや大変だったことはありますか?

伊藤)よかったなって思う瞬間はたくさんあります。やっぱり子どもたちの成長の瞬間を目の前でたくさん見れるので…
結構泣きますよ(笑)今までできなかったことができるようになったていう瞬間は多分お母様たちよりも間近で見ることができるので。
その瞬間は仕事って素晴らしいなって思いますね。

イ)ちなみに一番最近感動した時は?

伊藤)一番最近と言われるとパッと出てこないんですが、初めて感動したのは、「球技が苦手」と聞いていた子がいて、ドッチボールとかができないんです。
運動療育の専門家の方に協力して頂いて、ボールの投げ方を教わったんです。できるようになると楽しくて仕様がない。
できるようになった途端、ドッチボールの輪の中に入れるようになった。
実は、彼は別に球技が苦手で輪に入れなかったのではなく、輪に入ることが苦手で球技自体には興味があったみたいなんですよね。
輪に入るのが苦手だったけれど、ボールが投げれるっていうのが分かった瞬間に体育の授業に出たがるようになった。
すごいですよね。お母さんから「体育の授業出れました」という話も聞いて…。
そういう目に見えてわかる、例えば、ある子も最初は輪の中に入れなかった。
5センチくらい、こっちに来ても覗いているだけだった子が、輪の中に入って「〇〇ちゃんこれはいけないよ」とか、友達と関係を作り意見を言えるようになった。
1年くらい前は入ることもできなかったのに。
毎日が感動の連続ですよね。

イ)子どもたちの成長が一番の感動というわけですね。

働きながら、こんな感動を実感できる仕事はないでしょうね

イ)逆に大変だったり苦労したりしたことはありますか。

伊藤)それは大変いっぱいありますね(笑)
元気すぎる子たちが、手を出したくて出しちゃうわけではないんですが、他の子に手が出てしまう。
さあどうしよう。
子どもの特性は分かるんですけど、物理的に話さなきゃいけないというそういう状況が色んな意味で辛いです。
その子が悪者というわけでもないし、けれど周りの子も守らなければならない。
結局この子のことを理解することからしか始まらないんですが。
不安になってどーんと押しちゃう子は分かりやすいんですが、ニコニコしながらどーんは分かりづらかったですね。
いまだによくわかってないですけど、まあそういう傾向があるんで…。

全体と個をいかに両立するかの大まかなところで、大きな意味合いでは一人ひとり個性があり全然違いますからね。
ダメなのはダメだが、ダメな部分をいかに伝えるのかというのが難しい。
手を出しちゃダメなことを頭ごなしに叱っても通用しないので伝え方は難しいですね。

イ)いろんな子がいて、その子をどう理解していき、いかに環境をつくるかとか、どういう風に接していくかなど、その子の成長に関わることに常に頭を悩ませながらこう…。

伊藤)最終的には必ず成長はしていくのでね。

イ)そうやって苦労して成長を目の当たりにするとそれで感動、ああよかったなと思えるわけですね。

伊藤)お金をもらいながら働いて、こんな感動を実感できる仕事はないでしょうね。

現場のスタッフさんはもっと大変でしょうけどね(笑)
結構みんなあざだらけになってた時期とかもありますし、眼鏡を壊されたなんてこともありました。
それに対してどうもできないとこもあったりとか…。
またお金の話になっちゃいますが、みんな自分の私物がいっぱい壊れたり、ある意味自分たちも成長することができる環境ではあるかもしれないですね。
子どもに優しくやんないと、変な感情出ちゃいますしね。

イ)そういうのも働く環境じゃないですが、互いに認め合えるような空気感だったりとか、お互いに尊重できるような環境があるからこそ頑張れるのではないでしょうか。

伊藤)どうでしょうね、今はまだ全てがうまくいっているわけではないですが、今後はそこまで持って行かなきゃいけない。
ほぼスタートからずっとやってきて、みんなの元々あった人間性みたいな部分にゆだねてしまっていた部分もあるので…。
そういう意味ではいい人が集まったと思う。
今度はそれをちゃんと組織としてできるよう持っていきたいとは思っています。

一つ一つ積み重ねていけば、自然とお客様が選んでくれる

イ)最後に伝えておきたいことはありますか。

伊藤)まことしやかに会社は利益を求めるものだという話があるんですが、あれは嘘なんで。
会社が利益を求めたらつぶれますよ。
「利益=売上-経費」という式がありますがあれは嘘です。
だって売上は上げる、経費は下げるものってことになってしまうから。

経費の中に一番大事な子どもたちに渡したいものや人件費入っている。
人件費を下げたらスタッフのモチベーションが下がるし、子どもに出すおやつを下げるなんてありえない。
経費を下げるというのはそういうこと。
利益を上げるためには売上を上げる。
無駄なものを削減するのは正解だが、そのために大切なものを削るのは間違い。
売上を求めて動く、例えば保険屋が「俺のために保険に入ってくれ」と言っても1発目はOKでも2発目はダメになる。
あれは危ないことなんだと思いましたから。
信用を1つ1つ地道に「信」を積み上げることで結果、売上が上がり、妥当な経費を払うことによって、最終的に利益が出てくる。

ゴールをどこに持つかによって会社の形があるじゃないですか。
利益を求めたらその会社はつぶれてしまう。特にこの仕事は結果的に小さくなる。
保護者の方に選んでもらわなければならないし、競合も増えている。
競合が増えるというのは、コツコツ真面目にやっていればないはずなんですよね。
利益を目的に動いてしまって、ちゃんとした療育を行わない方に行くと未来はないのではないかなと。

イ)全くその通りですね。

伊藤)それは要するに、HUGのシステムは使った方が良い。
HUGはお客様との信頼をコツコツ積み重ねることに必要であり、従業員の無駄な時間を省き、子どもたちと向き合う時間を増やすことができる。
これからはそこが勝負になってくるので、変なアメリカ型の資本主義に踊らされたら、そんなところに笑顔はない。
自分だけがよければよい、利益を吸い取っていく株主が一番強くなる、一番パワーを持っている人が利益を出せと言ったら出すしかないっていうのは、お客様の満足がなくなり自分だけのために動くことになる。
この仕事でそれをやったらアウト。やったら市場から退場することになる。
それがこの仕事の良さですね。
貪欲になる必要がなく、みんながちゃんとご飯食べれるくらいの利潤を取れるようにはなっているので。

一つ一つ積み重ねていけば、自然とお客様が選んでくれる。
利益追求ではなく、きちんと子どもたちと向き合っていく。

それの見せ方というのがあるので、その見せ方の部分でHUGを上手に使っていきたいと思っています。
保護者様一人一人と話せれば別ですが、なかなかそうもいかないので…。
けれどお母さんに何を伝えるのかそれが一番大切。その接点を持たずに継続しようと思ってもこの仕事は難しい。
もう一度改めて、誰が決定権者なんだって考えてみると、その時にHUGの価値というのが分かってくるんじゃないかなと思いますね。

イ)伊藤社長、長時間ありがとうございました!

成長療育支援システムは、放課後等デイサービスを運営している事業者様の為に開発したシステムです。毎日記録する必要がある情報をシステムで記録することで、書類作成や日々の記録を軽減し、スタッフの皆様と子どもたちの向き合う時間を増やすことができます。 ぜひ、ご検討ください!

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