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子どもたちの将来を見据えた「挨拶・礼儀」と保育所等訪問支援

2024/12/23

放課後等デイサービス事例インタビュー

子どもたちの将来を見据えた「挨拶・礼儀」と保育所等訪問支援

高知県高知市で放課後等デイサービスを運営する一般社団法人アビリティキッズ様にお話を伺いました。

一般社団法人アビリティキッズ様は、2018年に放課後等デイサービスを開所。集団療育をメインとしながら、理学療法士による身体機能の向上も支援。保育所等訪問支援にも力を注いでいらっしゃいます。

施設を立ち上げた経緯など、代表理事の宇賀様と理学療法士の松岡様からお話を聞くことができました。

>> 一般社団法人アビリティキッズ

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環境に慣れるよう支援することで、将来社会に適応できるように

インタビュアー(以下:イ)自己紹介をお願いします。

宇賀様(以下:宇賀)管理者と児童発達支援管理責任者を兼務している代表の宇賀と申します。

松岡様(以下:松岡)理学療法士の松岡です。

イ)まずは事業所を立ち上げられた経緯を教えてください。

宇賀)社会人になりたての当初、私は高次機能障害の厚生施設で脳梗塞やくも膜下出血などが原因の脳血管障害になった大人(65歳まで)の方たちが社会復帰するためのトレーニングをする仕事をしていました。

6〜7年経ったころ、本社で新たなサービスの施設ができたと聞いていましたが、2年後ぐらいに私がそこに異動することになり、初めて「放課後等デイサービス」というものを知りました。
そこは、それまでの施設とは対象もカラーも違うところでした。

私自身が最初に見た光景は、障がいの程度が様々なお子さんが混ざり合った状態で、「支援員が大変そう」「この環境でどうやって支援をするんだろう」という困惑でした。

施設では、療育のはっきりした目的が分からないまま、悩みながらもお子さんたちが来たら対応する状態が続き、いつからか「はっきりとした目標・目的を持って療育支援をしたい」と思うようになりました。

交流学級に通ってはいるけど、支援学級を併用していたり、交流学級に通いながらも居心地の悪さを感じているお子さんに対して「環境に慣れるよう支援することで、将来一般社会に適応できるように」という想いを持って療育支援に励んでおります。

イ)普段、施設では何をされていますか?

宇賀)児童発達支援管理責任者として職員と一緒に支援内容の考案をしています。また、私自身も現場にも入って対応することで、職員の支援内容や児童の様子を見て、全体のサポートをおこなっています。

イ)請求は行われていますか?

宇賀)請求は専任がいます。放課後等デイサービスと保育所等訪問支援の事務を2名で担当してもらっています。

理学療法士は子どもの体の使い方を診て、療育の活動に活かす

イ)松岡様のご経験やお仕事についてお聞きかせください。

松岡)私は理学療法士の専門学校を卒業し、クリニックで整形外科や脳血管障害の方のリハビリに関わっていました。

特性のある妹がいたこともあり、もともと放課後等デイサービスでの仕事に興味がありました。当時は職種を生かして雇用してもらえる事業所が少なかった中、理学療法士の募集がでていたので見学に来ました。

その時の印象としては、一番は子どもたちの礼儀の正しさにとても驚きました。幅広く活動していて、療育支援の内容にもとても興味を持ったので、すぐに履歴書を持ってきて今に至ります。

イ)理学療法士のお仕事は療育との関わりが分かりづらいという声があります。実際にお子さんとどう関わられていますか?

松岡)病院の理学療法士とは全然違います。当事業所では、年に1回体力測定を実施していて、その中で子どもたちの体の使い方や苦手な部分をを観察しています。その結果を日々の運動療育の内容に反映しています。

また、保護者様にも結果をお伝えし、日常生活の中での不器用さや苦手さの改善と言ったところにもつなげています。

最近は、クラブ活動で怪我をされていて、運動制限のかかっているお子さんが来られています。
病院の先生からでた指示を保護者様から情報共有していただき、事業所内で出来る可能な範囲での集団療育や、必要に応じては個別のメニューを考えて目的を持って活動してもらえるよう支援しています。

宇賀)お子さんたちは「放デイと水泳」「放デイとサッカー」など両立して通う子が多く、ケガをされているなかで通っている子もいます。
せっかく来所してくれているので少しばかりですが、リハビリ的な運動療育としてのトレーニングを松岡が個別で対応してくれています。

イ)元々の予定もあることころに、お子さんの状態を見て+αの支援もされているわけですね。

宇賀)そうです。主任として任せていますので、現場全体を動かしながら個別の支援もしてもらっている状況です。

ハンディキャップがある子どもたちだからこそ「挨拶・礼儀」は療育の基盤

イ)療育は、どのような目標を持っているのでしょうか

宇賀)当事業所は集団療育をメインとして支援をおこなっています。個々の支援というより、いろいろな集団の中で、いろいろな人と関われる環境を作っています。

「障がいがあるからできない…」などの言葉でまとめるのではなく、障がいを「発達特性」(注1)ととらえて、個々の得意なところは伸ばして、苦手なところは力をつけていけるよう支援しています。

子どもたちには、いろいろな人から好かれる子になって欲しいと思っています。愛嬌を作ることは難しいですが、発達特性を持つ子たちだからこそ、人から助けてもらえるような子に成長して欲しいと思っています。

そのため、ソーシャルスキルトレーニングでは「挨拶・礼儀」をしっかり植え付けようと支援しています。

また、野外活動として社会科見学やアクティビティなどにもたくさん出かけています。
これまでにも、慣れない場所や環境でもしっかり挨拶ができて、礼儀のある行動が出来ると、周囲から「しっかりしてるね」「気持ちがいいね」と子どもたち自身が褒めてもらえる場面がたくさんありました。

その中で、すごく良いご縁を築くことができているので、絶対に大事なことだと確信があります。
「挨拶・礼儀」こそ、私たちの療育の基盤です。

人との関わり方は、ただ助けてもらうだけではなく、お互いが協力し合える環境がすごく大事だと思っています。
子どもたちには「助けてもらった時には感謝して、自分が助けることもあるかもしれないから、それまでに力をつけておこう」と伝えています。

野外活動をすることで得る発見は大きいと思っています。そこで気づいたことを次の療育に活かそう。そんな想いで野外活動をおこなってきました。

イ)発見というのは、どんなものですか?

宇賀)社会見学は行っただけで終わりではなく、その内容を「どこまでその場で理解できているのか」というところも気付きとしてあります。

また、グループワークとして新聞作成などの振り返りをすることで、「ちゃんと聞いておかないと内容が書けないね」と子どもたち自身が気づいて、メモを取る習慣もついてきています。

私たちが「メモしてね」と言葉がけをする時もありますが、子どもたち自身に気づいてもらえるような環境を作っておくこと。職員がすべて教えるという環境ではなく、子ども同士の気付きなど、その環境に行ったことで気付いてもらいたいという想いです。

社会性というところで、自分で考えてやっていけることが自立に向けての一歩です。

(注1)発達特性とは、発達障害の診断の有無に関係なく、発達の段階でその子の特徴が顕著に出ることを発達特性と呼び、発達の特性に対応するための環境調整は早い方が良いと言われています。(参考:群馬県障害政策課精神保健室「発達特性がある子ども・若者の支援」

子どもたちの将来を見据えた「挨拶・礼儀」と保育所等訪問支援

定期的な親子行事から実際の親子関係を観察

イ)施設の特色を教えてください。

宇賀)私たちは、とにかく保護者にも療育支援の内容をご理解いただきたいと思っています。お母さんたちにも体験していただくため、2〜3か月に1回は定期的に親子行事をおこなっています。

親子行事の中で、私たちは親子の関わり方を実際に見ることができますし、お母さんから「このような時の対応は、どうしたらいいか分からない」と言った相談を受けることもあります。

イ)保護者様からのお悩みにも応えている感じですね。

宇賀)家族支援加算もありますので、お悩みを聞いた上で一度持ち帰り、職員間で話し合った結論をサポートに繋げ、その結果を後日報告する形が多いですね。

イ)どういうお悩みが多いですか?

宇賀)今の時代、どうしてもタブレット・YouTube・ゲームからの切り替えが難しいというお悩みが本当に多いです。
あとは、子どもとのコミュニケーションを取る時間が減ってしまっていることです。

今のご時世、お父さんもお母さんも働いていることが普通です。お母さんは仕事から帰っても家事をしていて子どもとあまり関われていないなどの悩みも多いですね。

イ)親子のコミュニケーションに関してアドバイスをするのは経験値が少ないと難しいと思いますが、誰が対応するかなどといったルールはありますか?

宇賀)担当などは敢えて決めないようにしています。
その場で解決が難しい場合、常に全体で話し合っています。送迎後、活動の振り返りをして、出てきた課題や保護者様からの相談は全員で話し合います。

回答は悩みを受けた職員がおこなうようにして、職員にも力をつけてもらっています。

イ)保護者様との連絡はどのようにされていますか?

宇賀)LINEです。何かあれば連絡をいただけるようにしています。送迎時に相談を設けるならアポイントを取っています。

保育所等訪問支援を利用されている方も多いので、学校での様子も職員全体で把握しています。
 「学校ではこうだったけど、事業所ではこんな風にできている」など、送迎時にお伝えすることで、お母さんから子どもたちが褒めてもらえるような日々の関わり方をさせていただいています。

多彩な活動で成功体験を積んでいく療育

子どもたちの将来を見据えた「挨拶・礼儀」と保育所等訪問支援

イ)日々の活動ですが、毎週違う取り組みをされていらっしゃいますね。

宇賀)マンネリ化して子どもたちが飽きないようにしています。
 毎日同じようなことをやるのは、発達特性によっては「安心感」もあるかもしれませんが、子どもたちは社会に出たら刺激を体験して吸収していかなくてはならないので、あえて毎日内容を変えて「明日は何?」と、子ども自身が予定表を見るようにしています。

活動内容には、今後必要となる社会性のトレーニングや、体を動かすリフレッシュ目的のものもありますが、体を動かして「楽しいね」だけではなく、その中でコミュニケーション能力や身体能力の向上、日常生活での苦手さの改善につながるような内容にしています。

また、いろいろな講師の方に来ていただいて異文化交流もしています。英語や中国語を覚えてもらうことも1つの目的ですが、「言葉が通じなくても心は通じるよ」ということも体感してもらいたいと思っています。

ダンスの先生にも来ていただいています。ダンスの成果を人前で発表することで達成感と自信に繋げたい想いがあります。お祭りやイベントを含めて年間4〜5回はステージに立って踊っています。

子どもたちには障がいなども気にせず、自分たちで成し遂げることを体感してもらいたいと思っています。

イ)ダンス大会は療育の一環として取り組まれているのですね。

宇賀)理学療法士もいてくれる中で練習しています。
細かな動作を苦手とするお子さんや表現することに恥ずかしさを感じるお子さんもいますが、全身運動としてダンスはすごく良いです。

音に過敏なお子さんも多いのですが、最初はイヤーマフを付けないと嫌だった子が、今ではそれを取り外してセンターで踊りたいと言います。

そうやって子どもたちが自信をつけて自発的に行動している姿を見て、保護者様からも私たちの支援に対して共感のお言葉をいただける場面も増えてきています。

ダンスを通して「音を聞くことで、リズムが取れる」「音を聞くことが楽しい」となり、嫌な音がその子から取り消されていくところが、療育に効果をもたらしていると感じます。

イ)中には、最初から参加することが難しいお子様もいらっしゃると思いますが、どう対応されていますか?

宇賀)その子の「出来ることは何か?」を見て、職員が個別支援することが第1段階です。そこをクリアしたら第2段階といった感じで少しずつ集団療育に溶け込めるよう支援しています。

イ)1つ1つ出来ることの成功体験を積んで自信を持ち、最終的にみんなと一緒にできるんですね。

宇賀)子どもたちが達成感を味わい、ダンス発表で感動して涙していたりすると、私たちも同じように涙が出てきます。

職員も職務を果たしながらもやりがいを感じて仕事を楽しめないとモチベーションも上がりません。ですから、例えば自然体験として、ラフティングに行ったら、子どもたちだけじゃなく職員も一緒に楽しみます。

職員が本気で楽しんでいないと子どもたちに楽しさは伝わらないので、「子どもたちと一緒に」を大事に思っています。大人が一生懸命やっているところを見ることは、子どもたちも嬉しいようで、すごく大切な時間だと感じますね。

子どもたちの将来を見据えた「挨拶・礼儀」と保育所等訪問支援
子どもたちの将来を見据えた「挨拶・礼儀」と保育所等訪問支援

 保育所等訪問支援は先生と保護者の双方の想いを上手く引継ぐこと

イ)保育所等訪問支援をスタートされたきっかけなどはありますか?

宇賀)保護者様からの悩み相談がきっかけです。
 「アビリティキッズではすごく頑張って出来ているのに、学校と家では出来ていないんです。」というお話がたくさんあったので、学校での状況はどうなのかすごく気になり、訪問を始めることにしました。

実際に出来る力はあるけど出来ていない状況を見ていく中で、本人の自信のなさ、環境の変化に対する弱さなど困っている原因が見えてきました。

イ)学校へ訪問の際に支援員の方はどう対応されているのですか?

宇賀)状況にもよりますが私達の対応としては、まずは先生とお母さんとの行き違いをなくすことです。双方の想いを引き継いで、状況を上手くお伝えしています。

現場では、見守りだけではなく、必要に応じては言葉がけ支援や環境調整といった部分で支援をおこなっています。

イ)学校に入りにくいイメージがありますが、先生方との関係はどうやって築かれましたか?

松岡)最初こそ入りにくさのある学校もありました。
ですが、1人の先生が何十人もいるクラス全員を見ている中で、特性のある子に個別対応することには限界があります。

そこに対して、私たちが訪問させていただくことで、必要な言葉がけや視覚支援を準備して、先生の困りごとの改善にもつなげていけたらという思いです。

私たちが訪問してその子には視覚支援が必要と感じたら、訪問時に先生とどういった形が活用しやすいか相談させていただいたうえで、視覚支援を作成しています。

そうすることで、子どもたちの困りごとの改善にもつながり、学校での成功体験を積み重ねて、成長につなげたい思いもあります。

イ)学校の先生方からの温度感は変わりましたか?

松岡)歓迎と言いますか、「訪問員さんが来ている時は子どもたちもやる気になって頑張っている姿が見られるので、毎日でも来てほしい」と言ってくれる学校もあります。

宇賀)先生方は情報を喜んでくれますね。
私たちは学校の先生よりも子どもたちを幼い頃から見ているので、今までの経緯や医療専門的な検査結果などをお伝えすると、先生もその情報を受け入れてくれ、その子についての対応を一緒に考えてくださることが増えました。

松岡)「何日に学校に行くよ」と子どもに伝えると、「アビリティキッズが来るから頑張らないとなー」という会話になります。最初はそれでいいと思っています。

次第に、先生から褒めてもらえる経験が増えていく中で、学校の中での過ごし方に変化が出てくると思います。

宇賀)子どもたちにとって訪問で「怒られる」というよりも、来てもらったら褒めてもらえることが増えると認識してもらいたいので、来所時には学校で「こんなこと頑張ってたねー」と褒めます。
お母さんたちにも同じように褒めてあげて下さいとお伝えしているので、子どもたちは訪問支援を受け入れてくれています。

先生は毎日子どもたちを見て、工夫もされているんですね。そういったところを理解して共感と情報共有していくことで、福祉と教育は連携して、共存していけると思っています。

イ)保育所等訪問支援に対して、子ども側の視点もお伺いできて大変勉強になります。

宇賀)保育所等訪問支援は、今の学校教育に入り込む難しさもあるようですが、やはり福祉でサポートできることはしていきたいです。

高知県内でも受け入れをしていない学校も実際にはまだありますが、市議会で保育所等訪問支援の必要性を促してもらう働きかけもしてもらっています。

イ)保育所等訪問支援を増やしていくには、実際の取り組みを発信することも必要なんですね。

“今やりたい”業務の時に電話で繋がるHUG

イ)HUGを知っていただいたきっかけも保育所等訪問支援でしたよね。

宇賀)保育所等訪問支援の機能も入っていたので問い合わせをしました。
実際に見させていただいて、すごく分かりやすそうだと思い導入しました。今は本当に必要不可欠です。

何よりもHUGさんの困った時の電話の応対がすごく優しくて。
困って電話をすると「分かります。」と共感していただいた上で、すぐに問題解決してくださるので本当に心強いです。

4月の法改正時も何度も電話をかけさせてもらい、いろいろ教えていただきました。
電話しながら、実際にサポートの方も同じ画面を見ながら話をしてもらい、問題点や伝えたい部分をすぐに分かってもらえて助かります。すごい安心感です。

電話も繋がりやすいので、“今やりたい”業務の時に電話が繋がると助かりますね。

バランス良くHUGを利用

イ)他の課題はどう改善できたのでしょうか?

松岡)活動記録でお便りを掲載出来るようになったことがすごく助かっています。保護者様全体にお知らせをする際に、一括で流せるようになったことで、作業効率も上がりました。

活動記録のお知らせは、毎月の予定やイベントについて流すことが多いです。活動の目的や持ち物などをお便りに掲載しています。

活動によっては、普段の持ち物とは別に必要なものがあることもあります。そういった場合には事前に準備してもらう必要がありますし、ダンス発表では衣装を揃えるために呼びかけをすることもあります。

宇賀)他には、モニタリングを作成する際に、必要に応じて枠を増やすことができるのでアビリティならではの個別支援計画書やモニタリングが作れることがありがたいです。

松岡)送迎組みも簡単に出来るようになりました。以前は紙ベースで送迎組みをしていたので、すごく時間がかかっていましたが、今は車を選択することもできるようになり、抜かりなく仕事量が軽減されました。

宇賀)あとはデジタルサインですね。個別支援計画書やサービス提供記録にはデジタルサインをいただいています。

イ)保護者様に「サインしてください」などアナウンスされていますか?

宇賀)そうですね。保護者様もお忙しい中ではありますが、定期的に確認させていただいて言葉がけさせてもらい、サインの漏れがないようにチェックしながら対応しています。

イ)保育所等訪問支援ではHUGをどのように活用されていますか?

松岡)訪問後の経過記録を作成するときに使っています。

イ)学校で入力されるのですか?

松岡)事業所に帰ってからです。個人情報になるのでHUGに入力した情報を先生にお渡しすることはありませんが、授業中の様子やどのような言葉がけをしたのかは用紙にまとめて先生にお渡ししています。

担当の先生だけではなく、対象の子どもさんに関わっているより多くの先生方に情報共有していただき、統一した言葉がけや支援がおこなえるよう取り組んでいます。半年に一度の担当者会でも日々の報告書をまとめたものをお渡しさせていただいています。

今通っている子の成長を見据えた展開

イ)最後になりますが今後の取り組みについて教えてください。

宇賀)受け入れの対象年齢を上げた2号店を作りたいと思っております。

今、通っている子が成長すると就労を見据えた具体的な支援が必要になります。具体的な面接指導や就労に必要なスキルの向上、パソコンの使い方や対人関係といった面についても小学生の子どもたちとは分けてよりスキルアップを図ることができるよう考えています。

職場体験はやっていますが、もっとそこに時間を割いてメインにしたい思いがありますね。

未就学の段階から困りごとがあるお子さんと保護者様も見学に来られています。その辺りからも療育としてサポート出来ることはないか。小学校の集団教育に入る前の段階で、私たちの集団教育を受けて安心して小学校に通えるようにすることも必要だと考えています。

それには場所が大事ですし、職員の数がもう少し増えたら実現するのかなと、店舗展開のビジョンは出来上がっています。

イ)1人でも多くの方が支援を受けられることを願っています。

宇賀)その時は絶対にHUGは必要不可欠ですから、その際はまたよろしくお願いします。

イ)こちらこそよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。

さいごに

弊社が提供している「HUG」は放課後等デイサービス運営会社が開発したソフトウェアです。

請求業務はもちろん、個別支援計画やサービス提供記録の作成から管理も簡単に行えます。
実際にHUGをご利用いただいている放課後等デイサービス事業者様の感想をご紹介していますので、請求ソフトや管理システムの導入を検討されている方はご参考くださいませ。

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