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2023/02/24
放課後等デイサービス 活動事例
みなさんこんにちは!
はぐめいとでは放課後等デイサービスや児童発達支援を運営している事業者様に向けて様々な情報を発信しています!
今回は、グループ会社のココトモ西尾住崎校の中村様に『凧作り&凧揚げ』の活動についてお話をお伺いしました。
ココトモ西尾住崎校は、運動療育型の放課後等デイサービスです。ボール運動・バランス運動・ジャンプ運動等の活動に加え、体幹トレーニングを行っている施設です。体幹トレーニングを行うことにより、運動能力向上や姿勢が良くなるメリットがあります。
また、季節行事に関する活動や日常生活訓練となる活動(工作・調理・外出等)を行っています。
「お正月遊び」の一つでもある「凧揚げ」は、凧を作ることと、自分で作った凧で遊ぶことができる良い活動なので、今回も昨年同様に『凧作り&凧揚げ』を行うことにしました。
午前中に工作、午後から外で凧を揚げる一日の活動です。
本校の活動で気を付けていることは、子どもたちが理解した上で活動に参加することです。
例えば高学年の子がいれば、その見本をやって見せてもらいます。
また、取り組みやすいよう事前にいろいろ準備するようにしています。
今回の凧作りのキットは、袋に凧本体(シート状:710×420mm)と、竹ひご(3本)と、タコ糸が入っています。
学校で凧揚げをしたことがあるみたいで、凧揚げを知っているお子さんがほとんどでした。
室内で行うポイントは、『イラストを書くこと』と、『タコ糸を結ぶ作業』であることを伝えました。
最初から形が作られていて上下があるのですが、わからない子が多かったので、凧の上下を伝えました。
ほとんどのお子さんは静かに説明を聞くことはできていましたが、中には話に集中できないお子さんもいました。
用意したイラスト以外を欲しがるお子さんがいました。
イラストを下に敷き、透けた絵を映していたお子さんが「失敗しちゃった」と職員に伝えてきましたが、「大丈夫だよ」と声をかけると、作業をそのまま進めることができました。
紐が結べないお子さんは、職員が手伝いました。
外で凧揚げをするので、竹ひごを差し込んで組み立てる作業は、現地に着いてから行うことにしました。
場所は、施設から車で15分ほど移動した河川敷です。
現地に着いてから、袋から凧と竹ひごを取り出し、その竹ひごを差し込み完成させます。
自分で凧が揚げられる子は、自分で凧揚げをはじめました。
揚げられない子には職員がつき、説明しながら凧を揚げました。
また、うまく凧を飛ばせる中学生が、小さい子に飛ばし方を伝えている様子が見られました。
この日は風が安定していなく、職員が持ってあげた凧を、お子さんに揚げてもらう予定でしたが難しかったようです。
しかし、ほとんどのお子さんが凧を飛ばせていたようで、帰りの車内では凧揚げに満足した感じでした。
あるお子さんは学校でも凧揚げの機会があるので、「凧が増えた」と喜んでいた声があったようです。
・日本の伝統的な遊びであるというお話をしっかりする。
日本文化の学びにもなります。
・描くイラストは、活動が始まる前の時間に決めておく方がよい。
イラスト選びに時間がかかるので、用意できるように先に絵を決めてもらう。
・凧揚げの仕方やコツを事前にしっかりと伝えておく。
そのまま飛ばしに行ってしまうと、例えば、出しすぎた糸が絡まるなど凧をうまく風に乗せられないことがある。
・補強用にガムテープを持参するか、事前に補強する。
風が強かったので、竹ひごを通すところが破れて取れてしまうことがある。
お子さんたちは、外出することでストレス発散できるし、自分で作ったもので凧揚げをする一貫性のあるいい活動だと思います。
住崎校では月に1回は、外出する活動が含まれています。
2月はスケート、3月は水族館に行く予定もあります。
また6月ぐらいには、いちご狩りも予定しています。
この中で凧揚げも1月の恒例になっており、日本の伝統的な遊びに慣れ親しんで欲しいと思います。
凧揚げ自体は普段の生活に生きてくるものではありませんが、その揚げ方を身につけることで、色々なことを得意になっていって欲しいです。
今回は株式会社アーテック様の「ぐんぐん凧」を使用しました。
市販のキットを利用することで多彩な活動を提供できます。
皆様も活動の参考していただけると幸いです。
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