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【後編】学習支援に力を入れる「とんぼっく」として地域のニーズに応える【株式会社カニザ様】

2022/02/09

放課後等デイサービス事例インタビュー

【後編】学習支援に力を入れる「とんぼっく」として地域のニーズに応える【株式会社カニザ様】

茨城県牛久市にて、学習をメインとした療育を行う『放課後等デイサービスとんぼっく』を運営する株式会社カニザ様にお話を伺いました。

異業種から開所に至る経緯やコンセプトとして掲げる思い、この仕事を通じて得られたやりがいや今後の目標などについて、詳しくお話を伺うことができました。

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>>【前編】生きづらさを抱える大人と関わったことがきっかけで子ども達の療育を志す【株式会社カニザ様】

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「とんぼっく」の魅力はこだわりの学習支援と工夫されたイベント

イ)これまでに施設で行っている療育で利用者や保護者の方から反応の良かったものは何ですか?

町田)やはり反響があるのは、ウチで取り入れている対話型デジタル教材の“すらら”です。この辺りの地域には学習支援を行っている施設が少ないらしく、それを目当てに来てくださった利用者さんもいらっしゃいます。

イ)地域のニーズと「とんぼっく」でやろうとしていたことがマッチしたのですね。

町田)そうかもしれないですね。5月4日にイベントを開催して6月くらいから子ども達が集まるようになり、今は全体で20人くらいの利用者さんが通っています。

なかには週1回しか通っていない子も結構いて、それはそれでありがたいのですがもう少し利用回数を増やしてもらいたいと思いさまざまなイベントをやったりしました。そのおかげで最初は週に1~2回だったのが今では週4~5日通ってくれるようになった子もいます。

【後編】学習支援に力を入れる「とんぼっく」として地域のニーズに応える【株式会社カニザ様】

イ)ホームページのイベント風景を見ているとすごく勉強になる部分が多々あって、夏の太鼓大会なども子ども目線でイベントを考えていらっしゃる印象を受けました。どのようにイベントを考えたり作ったりしていますか?

町田)夏の太鼓大会は「他の事業所もこういうことやっているんだろうな。」と勝手に思い込み、それならばウチでもやろうと思い企画したものです(笑)。児発管に相談したら知り合いの太鼓やっている方に声をかけてくださってイベントが実現しました。

イ)放課後等デイサービスのイベントってバリエーションがそれほどなく、ある程度パターン化しやすい傾向にありますが「とんぼっく」のホームページを見るとコロナで開催できなくても代わりに施設の中で楽しめるようなものを考えるなどの工夫が見られました。魅力的なイベントで子ども達も楽しそうでしたね。

町田)ありがとうございます。今年のクリスマスは1ヶ月かけてクリスマスツリーを作ったりビンゴ大会やおやつを食べたりする予定です。

いろんなイベントを考えるようになったきっかけは、もともとオープンしたての頃は土日休みでしたが稼働率などを考えて10月から隔週で土曜日も開けるようにしたことです。

しかし、いざ募集をしても誰も参加してくれず困っていたら、学校心理士の先生に「土曜日来てもらうにはイベントをやらないとだめだよ。」と聞き、確かにそうだなって。よく考えたら夏休みにもイベントやってるし、そういうのを土曜日にもやれば良いのか、と思いやり始めました。

【後編】学習支援に力を入れる「とんぼっく」として地域のニーズに応える【株式会社カニザ様】

イ)子ども達が来たいと思ってくれるようなイベントを土曜日にも始めたのですね。

町田)イベントはやらなくちゃ難しいですよね。もしかすると最初の契約の段階で「土曜日もやってます。」と伝えていれば来てくれたのかもしれませんが。

学校終わりだけでなくわざわざ休みの日まで施設に来たいと思ってもらうには、子ども達にとって魅力的なものを用意するのは必須ですね。

イ)常に新しいことを考えていくスタンスが素晴らしいなと思います。もともと勤めていた製造業の業務や管理職の経験が役に立ったと感じることはありますか?

町田)ありました。車での送迎もそうですが、スタッフの採用や育成、保護者の方の対応面で助かったこともあるし、勉強になったこともありました。仕事の内容は違っていてもいろいろと通じる面はありますからね。

とはいえ業界が違えば関わる人もやはり全く違うので、開業した当初は雇用においても戸惑うことが多々ありました。

イ)もともといらっしゃった製造業とは業態が違いますしね。会社という組織の一員という感じとは違い、雇用もどちらかというとパート感覚だったりアルバイト感覚だったりするところがあるかもしれませんね。

町田)学校心理士の先生に聞いた話だと、人材を集めるにはやはり会社の信用がとても大事で3店舗目くらいから専門職の方が来てくれることが多いそうです。多店舗展開できるほど会社の信用を築いたという証になるのでしょうね。

あとは働きやすい環境を作ることも重要です。年間休日111日は取っていますが、もう少し増やしたり有給を使いやすい環境を作ったりすることが今後の課題となりそうです。

そうしたことも3店舗や5店舗くらいに拡充して、ある程度経営が安定すれば可能かなと考えています。

イ)そうですね。利用者さんを集めていかないといけないし、スタッフも募集をかけていかないといけないし、絶えずそういうのがずっと続くっていうのはやはり大変な部分も多いですよね。

HUGは直感的な操作で大体の作業が可能

イ)ここからはHUGについてお伺いします。実際に使ってみた率直な感想などあれば教えてください。

町田)とても便利に活用させてもらっています。もともとアナログで作業していた社員がいたのですが、以前の施設では月末になると22時とか23時まで残業をしていたのがHUGを使うことで事務作業が効率化されて苦痛が10分の1に減ったそうです。

イ)それは良かったです。残業して作業していたのは請求業務ですか?

町田)はい、請求ですね。

私もHUGの基本的な操作に関しては2か月くらいで大まかなところは大体覚えられました。直感的に操作できるのもあって全然苦じゃないですね、慣れてしまえば平気というか。

3日までにやるべきこと、6日までにやるべきこと、10日までにやるべきことがあって、それを仕事の合間にこなしてますが苦痛に感じたことは一度もないです。わからないことがあってもサポートに電話して聞けますし。

ただ、サービス提供記録やケア記録、生活記録などに「今日はこういうことがありました。」と一言コメントと写真を送っていて、それに返信をくれる保護者の方もいるけどそこから返信ができないんですよね。なので保護者との連絡事項にもう一度入れ返さないといけないというのが、少しややこしく感じます。

イ)貴重なご意見ありがとうございます、要望として社内で共有したいと思います。 記録として写真を載せるなどいろいろ活用していただいてると思うのですが、どれくらいの保護者様に見ていただいていますでしょうか?

町田)ほとんどの方が見てくれてると思います。特に返信のない方もいますけど、みなさん既読はしっかりとついているので。入会のときにこうした機能については必ず説明するようにしています。入室・退室があるだけでも無事に着いたことが分かって安心できる、とありがたがられるんです。

今後の目標はまず稼働率を上げること

イ)嬉しいご意見をありがとうございます。最後に「とんぼっく」としての今後の展望や、これから開所を目指す人に対してのアドバイスなどありましたらお聞かせください。

町田)開所を目指してる人へのアドバイスとしては、資金は潤沢に持つということですね。私の場合いろんな人に助けられたのもあってある意味奇跡だと思ってますから(笑)。あとは何でもよく調べてからやるようにしたほうが良い、ということでしょうか。

「とんぼっく」の目標としては、まずは稼働率が100%を超えなくてはいけないと考えています。

イ)なるほど。稼働率を上げるために何か取り組んでいることなどはありますか?

町田)やはりこれまで利用してくださった方や保護者の方とこまめに連絡をとることですね。例えばイベントを企画したら児発管にもお願いして電話で「この日にこういうイベントをやりますよ!」とお声がけするようにしています。そうするといつの間にか週3日も通ってくれるようになった方とかもいらっしゃいます。

イ)コミュニケーションはすごく大切ですよね。週1日で通いだしてもそのままだとずっと週1日ですが、保護者の方とまめに連絡してアプローチをかけることによって週2~3日で通ってもらえるようになれば売上も上がるし、その子にとっても良い意味での影響があると思いますし。

町田)あとは相談支援事業所を回ることもしています。配るチラシのレイアウトは印刷屋に頼まなくても私の方で作れるので、クオリティーはさておき印刷だけでしたら5000円で1000枚くらいの作成が可能です。

節目のときにはチラシを作って挨拶に行くなど、常に発信していくことを大事にしていますね。

イ)ありがとうございます。今はまだ開所して一年未満ですが、そうした活動をしっかりと行っていればこれから長い目で見たときにきっと紹介とかが増えていくだろうなと感じました。

町田)そうなるとありがたいですね。

さいごに

弊社が提供している「HUG」は放課後等デイサービス運営会社が開発したソフトウェアです。
請求業務はもちろん、個別支援計画やサービス提供記録の作成から管理も簡単に行えます。
実際にHUGをご利用いただいている放課後等デイサービス事業者様の感想をご紹介していますので、請求ソフトや管理システムの導入を検討されている方はご参考くださいませ。

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