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叱る前に子どもの想いを聞いて考える力を育てよう

2020/04/21

羽田野ふきこ先生の子育てコラム

叱る前に子どもの想いを聞いて考える力を育てよう

草花の息吹を感じる卯月。
新年度が始まりました。
希望と期待に胸をふくらませた子どもたち…一人ひとりがきらりと光るその子らしさを発揮し、感動の宝物を見つけてほしいと願っています。

とはいえ、新型コロナウイルスの影響で、長期の休校を余儀なくされている子どもたち。
生活のリズムが崩れ、学習意欲の低下や運動不足、食生活の乱れなど、様々な現状が報告されています。
保護者からも長い時間我が子と向き合う中で、「イライラしたり怒ったりすることが増えた」「手が出てしまった」…という相談もあります。
このように、親子でストレスを抱え込んでしまう…といったケースも少なくないようです。

逆に、上手くいっているケースもあります。
例えば、
「起床と就寝時間は普段と同じように守る」、
「午前中は勉強と休む時間を決め、学校生活と同じ生活のリズムで過ごす」、
「午後からは自由に過ごしてよい」、
「ゲームは〇〇分まで」
などと親子で話し合ってルールを作り、一日をだらだらと過ごすのではなく、メリハリのある生活に心がけている家庭もたくさんあります

新学期をスムーズに迎えるために…
(1)できる限り、規則正しい生活に近づける(そのためのルールづくりを親子でする)
(2)譲歩できる所は譲歩する(あれもこれもと要求し過ぎない・締め付け過ぎない)
(3)親子で息抜きできる時間を確保する(それぞれに楽しむ・親子で楽しむ)
といったことに気をつけてみてはいかがでしょう。

そして、こんなときこそ“高い視座と広い視野、柔軟な視点”で、客観的に自分と我が子を眺めましょう。
我が子の表情や視線・ジェスチャー・声のトーン・言葉のスピード・姿勢・言動など、子どもたちの様子をよく観察し、一人ひとりにあった声かけやサポートをしましょう。

ところで、みなさんはお子さまが駄々をこねたとき、どのようにされていますか?
今回のコラムでは、お子さまが要求をしてきた時の応対の仕方についてお話いたします。

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ある親子の会話

先日、百円ショップのお店に行ったときのことです。
お店の中から、「これ~!これほしいの~!」という子ども声が聞こえてきました。
どうやら、おねだりのようです。(よく目にする光景ですね)
よく見ると幼い女の子でした。父親に連れられて買い物に来たようでした。

子「これ、ほしいの!」
父「そっかあ、ほしいんだ~。」
父「でも、おんなじのもってるよ。」
子「だって~、・・・・・」(考える)

すると、女の子はまた次の場所に走って行き、同じようにおねだりをします。

子「これ!○○ちゃん、これほしい!」
父「それ、ほしいんだ~。」
子「うん、ほしい!」
父「そうなんだ~。」
子「だって、ほしいもん、ほしいもん!」
父「ほしいよな~。」
父「でもね、それとおんなじようなのおうちにあるよ~。大切に使ってあげよ。」
子「・・・・・」(考える)

父「だから、またこんどにしよっか。」
子「・・・・・」(考える)


こんな会話が続きました。
そしてその後も何度か店内のあちこちで女の子のおねだりは続きましたが、結局女の子は
おねだりのものを我慢しました。

このように、子どもの要求はよくあることです。
みなさんはこういう時、どのように対応されていますか?

◎面倒だから買ってあげる
◎頭ごなしに怒る
◎ゆっくりと伝える
◎知らん顔をする

など、そのときの「状況」「子どもの状態」・「わたしの心の状態」によって、応対の仕方は変わってくると思います。

親子の会話からわかること

毎回この父親のように気長に付き合えるときばかりではありませんが、ちょっとした親子の会話の中にたくさんのヒントが隠されています。
今回はこの父親の対応の仕方から学びんでいきたいと思います。

【応対の仕方から分かること】
(1)子どもの想いを聞く(耳を傾ける)
(2)子どもの気持ちに寄り添う(共感する)
(3)穏やかに伝える(客観的に・具体的に・短目に)
(4)考えさせる(葛藤させる)
(5)我慢することを覚えさせる(子どもに自分の気持ちと折り合いをつけさせる)
(6)我慢ができたことやお願いが聞けたことを価値づける(承認する)

といった流れがあることが分かります。
そして、“気長に付き合うこと”…時間をかけて付き合うことです。

もちろん、ここで箇条書きにして頂いていることは、必ずやらなければいけないことではないと思いますが、このような応対をすることによって、子どもは「自分の想いを聞いてもらった」「パパに分かってもらえた」という気持ちになります。

すると閉じていた耳が開き、今度はパパの想いを聞いて考えようとするのです。
そして葛藤します。

私は、『葛藤保持能力』はとても大切なことだと思っています。
悩んだり迷ったりすることは、子どもだって親だってよくあることです。
現実と自分をよく見るからこそ葛藤をするのです。

“子どもに葛藤をさせる”

子ども自身が自分と折り合いをつけながら時には我慢することを体験していく機会をどん
どん与えていきましょう。

もちろん、親もじっくり付き合える時ばかりではありません。
自分の感情が処理できなくて、イライラしたり不機嫌になったり、ひどく怒ってしまった
りすることだってあります。

ここに親の葛藤も存在します。

気長に付き合うことは、簡単そうに見えてなかなか難しいことです。
時間と心のゆとり、葛藤保持能力がないとできないからです。

できるときにやってみよう

よく受講生の方から、

「聞いてあげたくてもどうしてもイライラしてしまう」
「感情的になって今日もたくさん怒ってしまった」
「だらだらとお説教してしまった」
「忙しくてゆっくり聞いてあげられない」

などといったご相談を受けることがあります

できるときで良いのです。

毎回「こうしなくては」「やらなくては」…と思うと、できない自分を責めてしまいます。
「今、ちょっとできそうかも…」と思えるときに、いつもより少し気長に付き合うことからやってみてください。

「あっ、今日は付き合えなかったな~」
「聞いてあげられなかったな~」
「ごめんね~」
と、気づくだけでも良いです。

できる・できないではなく、「意識すること」「自分に気づくこと」が大事です。
葛藤し、試行錯誤し、失敗しながら、できる時にできることから始めてみましょう。

(最後までお読みいただき、ありがとうございました。)

叱る前に子どもの想いを聞いて考える力を育てよう

著者紹介

叱る前に子どもの想いを聞いて考える力を育てよう

教師歴33年! 親子で幸せになるポイントを提案!
子育てアドバイザー:羽田野富喜子(はたのふきこ)
○元小学校教諭・幼稚園教諭
○人財教育サポーター
○ハートフルコーチ
○NLPエグゼクティブトレーニング修了
○ソリューション・フォーカス・アプローチセミナー修了


■講師プロフィール
教師生活33年(内、特別支援学級3年)。一貫して教育の仕事に携わる。
学級崩壊したクラスを立て直すなど、「自己肯定感を育む学級・感動ある授業の創造」を目指して実践。
3000人以上の親子と関わり、子どもの心の声に耳を傾け親と共に悩み考え、「子育て支援・保護者の自分育て支援」を行い現在に至る。
2014年3月に教師を早期退職し、心理学やコーチングをベースに個人相談・保護者向けの子育てワークショップ・講演・障がい児セミナーなど、ニーズに応じて各種子育てコーチング・講座を主宰。さらに、教師指導講師や企業研修講師も務める。
"子どもを幸せに導くためには、自分自身が幸せになること"をモットーに、これまでの経験から自己肯定感に着目し、「自分らしく生きる」ために"何に気づきどのように生きることが大切なのか…"など、親子で幸せに生きる生き方を提案している。


■活動内容
○子育てがもっとラクになる!子育てワークショップ
○保護者のための子育て支援講座
○パーソナルコーチング(個人相談)
○グループコーチング(グループセッション)
○教師のための学級経営講座
○子育てコーチング講座

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