移動中に、子どもたちの「できた！」を引き出す

電車の乗り方を覚えること、交通ルールを守ること。移動中は子どもたちの「できた！」を増やして伸ばすチャンスです。

せっかく外に出る機会ですので、「駅から施設まで、地図を見ながら帰ることができました」や「いつもと違う道を通って、災害時に集合する公園を確かめてから目的地へ向かいました」など、普段とは違った"条件"をつくって、道を歩いてみましょう。
お出かけ先の楽しそうな姿と合わせて、移動する様子も写真を撮って、ブログやおたよりに載せて保護者と共有することで、「楽しかった！」という思い出と、「できた！」という達成したことへの喜びを親子で、お家の中でも感じることができます。

質問してみよう！消防署見学

普段、なかなか近くで見る機会のない消防車や救急車、はしご車。施設内を見学させて頂けることも！実際にお仕事をしている消防士さんからのお話を聞いて、お仕事への興味、将来の夢につながる発見を得られる場所になります。

「どうして消防車は赤いのかな？」
「はしご車が全部伸びたら、どれくらいの高さかな？」

あらかじめ質問を考えてから見学すると、質問への答えから「わかった！」を体験でき、更に良い思い出になります。疑問や、楽しかったこと、思ったことはあったか、気が付いたことを何でも話してみましょう。

伝えてみよう！農業収穫体験

農業収穫体験では、旬の食べ物、季節の草花を知る機会になります。土に触れて野菜や果物を収穫し、収穫物をお家に持って帰ることができると、お土産話もより盛り上がりますよね。

食べ物だから、夏の暑さで傷まないか心配・・といった場合には、収穫後の果物や野菜、畑の近くに生えている植物などのスケッチをして、その絵をお土産のひとつにすることもできます。
紙からはみ出るほど大きく書くこと、りんごの赤の中に黄色やみどりがあることを発見する。草花よりも昆虫が気になったことなど、「これだ！」と思ったものを、じっくり観察してみましょう。
「楽しかった！」「また行きたい！」に繋がる、お土産話ができたら嬉しいですよね。
 

お出かけする場所を探したい！

お出かけする場所を見つけたいとき、どのように探していますか？
情報サイトで、検索条件を選択するとき「どうしてその場所を、その条件を選んだか」を考えてみましょう。
たとえば、

「元気いっぱい走り回れるところに行きたい」→「雨天でも行けるといいな」→「屋内遊具のある施設」

と考えると、目的・やりたいことから場所を見つけることができます。

また、

「博物館・工場見学」→「学びを得る見学をしたい」→「メモできるように準備をしよう」

と考えると、お出かけの目的と、あわせて準備するものを具体的にすることができます。

お出かけする場所を探すとき、「どうして選んだか」を考えて選ぶことで、「楽しかった！」「わかった！」が増える充実したお出かけになります。
お出かけ情報サイトの条件検索を参考にして、目的と準備を明確にしましょう。

[参考]

・「どうする？.com」 
・「いこーよ」　
・「国土交通省 キッズコーナー（全国の見学施設）」 

夏休みのお出かけまとめ

・移動中でも、子どもたちの「できた！」を引き出す工夫を
・「楽しかった！」という思い出と、「できた！」という達成したことへの喜びを共有してみましょう
・見学・体験からワンアップ、「質問してみる」「楽しさ・嬉しさを伝える」準備をしよう


夏休みのお出かけ特集はいかがでしたでしょうか？
楽しむこと、嬉しいと思うことにプラスして、小さな成功体験を増やしてみましょう。計画や準備も大切ですが、子どもたちの「楽しい！」が第一だと考えます。

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