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【活動事例】ココトモ西尾寄住校で『顕微鏡作り』の活動を行いました

2023/11/14

放課後等デイサービス 活動事例

【活動事例】ココトモ西尾寄住校で『顕微鏡作り』の活動を行いました

みなさんこんにちは!
はぐめいとでは放課後等デイサービスや児童発達支援を運営している事業者様に向けて様々な情報を発信しています!

今回は、「顕微鏡作り」の活動をご紹介します。
グループ会社の児童発達支援・放課後等デイサービスであるココトモ西尾寄住校で実際に行った活動です。よろしければ参考にしてみてください!

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活動の目的

ココトモ西尾寄住校は、自立のための社会生活訓練や日常生活訓練、運動療育、SSTなどをメインに療育を行う放課後等デイサービスです。おやつ作りや社会見学などを通して興味・好奇心を養い、楽しみながら社会のルールやマナーを学びます。

当施設では曜日でテーマを変え、日々さまざまな活動を行っています。また、季節や季節の行事も大切に考え、楽しいイベントも企画しています。

 その中でも水曜日は日頃から工作活動を中心に行っております。今回は夏休みでいつもより長い活動時間があるので、「いつもより少し難しいものに挑戦したい」という思いから、アーテック療育教材から「手作り顕微鏡」の工作キットを使って工作をすることにしました。

<顕微鏡を選んだ理由>

・子どもたちがものづくりを楽しめること
・作った顕微鏡を実際に使って観察に使用できること
・ものを観察して記すこと
・感想を発表できること
・家に持ち帰っても利用できること

 
このような想いから、顕微鏡は観察をするだけにとどまらず、あとの活動に広がっていくこと、家に持ち帰って興味があるものを見ることで、興味の幅が広がってくれたらとの想いからです。

工作活動

【活動事例】ココトモ西尾寄住校で『顕微鏡作り』の活動を行いました

今回、活動に参加した子どもは放課後等デイサービスの小学生(1年生から6年生)と高校生が一人でした。

グループで着席します。配置は、高学年と低学年が関わり合えるように先生側で事前に考えました。そうすることで、子どもたちが教え合うことができるからです。

【スケジュール】
■午前(45分):顕微鏡を組み立てる
■午後(45分):顕微鏡に絵を描く。顕微鏡を使って観察し、発表する

 

【顕微鏡キットの中身】
対物レンズ大、対物レンズ小、接眼レンズ
本体(紙管)、連結パーツ、遮光パーツ、電池式ランプ台、工作ボンド、スライドグラス

 

【準備したもの】
・顕微鏡の工作キット
・お絵かき用のマジックなど
・観察するもの(塩)と固定するためのセロテープ
・観察をまとめる用紙
・トレイ

 

観察用紙は子どもたちが記入しやすいように、インターネット等で探した用紙を参考にして用意しました。

ほかにあるといいものとして、細かい部品をなくさないように入れておけるトレイ(牛乳パックなど)も用意しました。

活動の様子

【活動事例】ココトモ西尾寄住校で『顕微鏡作り』の活動を行いました

<活動の順番>
1.顕微鏡の組み立て
2.顕微鏡の色塗り
3.顕微鏡で塩の観察
4.発表

 <活動の様子>

1.顕微鏡の組み立て
見本の完成品を目の前に置いて、もう一つ予備を用意し、作る途中過程を職員が実際に見せながら、一人一人が自分で組み立てていきます。 

できる子は、自分で説明書を見て黙々と作り、「できた!」と言って、職員をはじめ、周りの友達に見せたりしていました。

できない子は職員のところに行って、「先生わからないから教えて」と聞いて作りました。

また、早く終わった子が、終わっていない子を助けてあげる姿も見ることができました。

細かい部品が多かったので、部品をなくさないように、トレー(牛乳パックを切ったもの)に細かいものを入れるようにして、自分で管理して無くさないようにしました。

 

2.顕微鏡の色塗り
顕微鏡の筒の部分が、紙で絵を描けるようになっていたので、好きな絵を書いてもらうことにしました。

子どもたちは、それぞれ好きなものがあるので、個性が出るし、顕微鏡に愛着を持ってもらえるようにテーマは設けませんでした。
星や稲妻や戦艦大和、スプラトゥーンなどゲームのキャラクターを描いていました。

 

3.顕微鏡で塩の観察
用意しておいた塩を観察しました。

スライド(ガラスの板)にセロハンテープで塩を張り付けて観察しました。ピントの調整がかなり難しく、職員が手伝いながらピントを合わせました。

 覗き込みながら、ピントがうまく調整できない子は、先生が一緒につきながら調整して観察ができるようになりました。

 このように、職員はあらかじめ試しておき、「このくらいの位置なら見える」と分かっておくことが必要でした。
ちょっとの動きの差で、見えなくなったりするので、ピンポイントにピントを合わせるのは難しかったようです。

実際に”塩”が見れるようになった時に、子どもたちは「こんなふ風に見えるんだぁ」「四角なんだ」など感想を言っていました。

 

4.発表
気づいたことを紙に書き、発表しました。
塩は「四角だった」「大きく見えた」などの感想を発表してくれました。

【活動事例】ココトモ西尾寄住校で『顕微鏡作り』の活動を行いました
【活動事例】ココトモ西尾寄住校で『顕微鏡作り』の活動を行いました

まとめ

顕微鏡作りの活動を通して、 子どもたちが協力する姿を見ることができました。
早く終わった子が、終わっていない子を助けてあげる姿です。工作活動を通して、子どもたちの関わりが生まれる良い活動でした。

少し難しいことも、時間がかかっても投げ出さないで最後までやり遂げられたところに達成感を感じてもらえたら嬉しいです

市販のキットを使うことは、0から材料を揃えるよりも準備の手間が省けて効率的です。しかし、市販のキットを使うにしても事前準備は大事だと思います。試しに作ったり、所要時間の目安を想定しておくことで、より教えやすくなります。

今回、難しかったことはピント合わせです。ピントを合わせる距離感が大事だったので、試しておかなければ観察まで辿り着けずに子どもたちをガッカリさせてしまうところでした。

活動では”塩”を見ましたが、自宅では他の調味料でもいいし、虫が好きな子は蝶々の鱗粉を見るなど、いろいろ観察して欲しいと思います。

子どもたちは顕微鏡を持ち帰れることを喜んでくれ、親御さんに「作ったよ」と嬉しそうに報告している子もいました。
ココトモで作っておしまいではなく、持ち帰った顕微鏡を通して、ご家族でココトモでの出来事を話題にしてもらいたいです。

以上、ココトモ西尾寄住校で行った『顕微鏡作り』活動についてご紹介いたしました。

活動にオススメのキット教材

今回は株式会社アーテック様「手作り顕微鏡」を使用しました。

市販のキットを利用することで多彩な活動を提供できます。
皆様も活動の参考していただけると幸いです。

さいごに

HUGでは放課後等デイサービスを運営している事業者様の為に成長療育支援システムを開発しています。
書類作成や日々の記録業務の他、保護者様と子どもたちの情報の共有する機能など施設運営に役立つ機能が満載です。
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