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広い場所が無くても運動療育を実施する方法。保護者が求める「不器用を治したい」思いに応えるには?

2022/07/07

放課後等デイサービス運営お役立ちコラム

広い場所が無くても運動療育を実施する方法。保護者が求める「不器用を治したい」思いに応えるには?

みなさんこんにちは!
はぐめいとでは放課後等デイサービスや児童発達支援を運営している事業者様に向けて様々な情報を発信しています!

今回は児童発達支援・放課後デイサービスに向けた発達性協調運動障害トレーニングトレキング」を開発・運営している株式会社サムシンググット様より、『広い場所が無くても運動療育を実施する方法。保護者が求める「不器用を治したい」思いに応えるには?』と題し、「発達性協調運動障害 (DCD) 」について詳しく解説いただきました。

また、7月20日(水)に『発達障害の半数で併発する発達性協調運動障害について』と題して、運動療育ツール「トレキング」のご紹介ウェブセミナーを開催致します。

セミナーの詳細・お申し込みはこちら

運動療育をご検討中の事業所様や他施設との差別化をご検討中の事業所様。まずはこちらの記事をご覧ください。

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立ったままで、ズボンや靴を脱いだり履いたりできない……

発達性協調運動障害 (DCD) 」という言葉を聞いたことはあっても、詳しく知らない方も多いと思われます。
「運動」という言葉がつくので、スポーツが苦手であったり不器用であることと混同されがちですが、DCDは「生活や学習に支障がある体の動かし方」がうまくコントロールできない症状を指します。

例えば、靴を履くときやズボンを履くときに立ったまま履けない。これは、片脚立ちが上手にできないことに繋がります。
足の筋肉が弱いわけではなく、靴がある場所と足を下ろす場所の目測が上手く出来ないため、靴が履けなかったりするのです。

小学生の20人に1人以上抱えるDCD

発達性協調運動障害 (DCD) は日本では5才〜11才の児童の5〜6%が抱えると言われています。
しかし、
「単なる不器用だから、スポーツを根性でやらせていれば治るはず」
「必死になってやらせていればいつか治る」
といったような ”誤った認識” などで、正しいトレーニングが認知されていないのが現状です。

【よく見受けられる症状・事例】

DCDの症状として代表的なものとして以下のようなものがあります。

  • ● 座ることはできる → 姿勢を保てない
  • ● 書くことはできる → 徐々に字が乱れる
  • ● ジャンプはできる → 縄跳びは苦手
  • ● バランスをとるのが苦手 → スキップができない
  • ● 片脚立ちが苦手 → 立ったままスボンがはけない

広い場所が無くても運動療育を実施する方法。保護者が求める「不器用を治したい」思いに応えるには?

【従来運動療育のボトルネック】

小学生の20人に1人がかかえる発達性協調運動障害 (DCD) ですから、療育に取り組んで欲しいという保護者の方は多くいらっしゃいます。
しかし、トレーニングを受けさせたくてもDCDに対する正しい知識を持ったスタッフや、運動をさせるための場所の確保が大きなボトルネックでした。

正しい知識を持たずにトレーニングをさせてしまうと同じ動きばかりで飽きてしまったり、できない運動での失敗体験による自己有能感の低下など、不全感により諦めてしまうきっかけになることも少なくありません。

トレーニングの課題設定にヒント

広い場所が無くても運動療育を実施する方法。保護者が求める「不器用を治したい」思いに応えるには?

トレーニングをするにあたり重要なのは、運動を4つのピラミッドパートに分けて捉えること。

第一段階の「姿勢」、第二段階の「両手運動」、第三段階目で「目の動き」など。そして最後に「認知」の領域といった具合です。

まずは「姿勢」が全ての土台となり、段階的に「小さな成功体験」を積み重ねていくことが大切になります。

8畳のスペースで専門家がいなくてもできるDCD運動療育を実現「トレキング」

広い場所が無くても運動療育を実施する方法。保護者が求める「不器用を治したい」思いに応えるには?

トレキングは、発達障害の権威である平岩先生と笹田先生の監修により
「どのような動きをしたら、どのように向上するか?」といったテーマを踏まえて開発されています。

従来トレーニングのもうひとつの課題の一つに「どんなトレーニングをしたら、どのような結果が出るのか?」という再現性が得られにくい部分がありました。
そこで、モーションセンサーカメラ (注1) を使うことで、「児童の動きを捉え」再現性を得て検証することが可能となりました。

ゲームをしながらのトレーニングの様子

 

(注1) モーションセンサーカメラ(Microsoft Azure Kinect)で児童の体の動きをリアルタイム検知。

広い場所が無くても運動療育を実施する方法。保護者が求める「不器用を治したい」思いに応えるには?

実証実験で、片脚立位(かかしのポーズ)や反復横とびの回数の向上などの効果が!

トレキングの実証実験結果は学術誌に論文として発表され、効果が立証されました。

広い場所が無くても運動療育を実施する方法。保護者が求める「不器用を治したい」思いに応えるには?

監修:発達障害の権威 平岩幹男医学博士(左) 笹田哲教授(右)

「結果が出るから喜ばれる」「楽しいからリピートも増える」コマ数の増加が期待出来ます。

広い場所が無くても運動療育を実施する方法。保護者が求める「不器用を治したい」思いに応えるには?

子どもたちが嫌がったり、飽きてしまっては意味がありません。トレーニングをゲーム式にし、遊び感覚で体を動かし自然とDCDに効果があることを目標にしています。

トレキングを運動療育として取り入れて例えば、水曜日と土曜日を終日「運動療育デー」とします。
これまでの通所 +「運動療育デー」の通所を追加する提案ができ、10名40コマのコマ数増加が期待できるのではないでしょうか。

まとめ

本記事では発達性協調運動障害 (DCD) と運動療法について解説していきました。

発達性協調運動障害 (DCD) の療育は、ニーズが高く差別化にもつながるソリューションです。このようなニーズに対応し、差別化を図った放課後等デイサービスの運営がこれから求められてくると思います。

さいごに

7月20日(水)に『発達障害の半数で併発する発達性協調運動障害について』と題して、運動療育ツール「トレキング」のご紹介ウェブセミナーを開催致します。

他施設との差別化や運動療育を始めてみたいけれど、どんなトレーニングが良いのか?そもそも「発達性協調運動障害」の課題とは?など

発達障害の第一人者医学博士 平岩幹男先生と運動療育支援システムを開発する株式会社サムシンググッド様からビデオセミナーで詳しく解説していただきます。

詳細・お申込みはこちらからご確認ください!

■ 日時:2022.7.20(水) 10:30~12:00
■ 定員:100名
■ 参加料金:無料
■ 会 場:オンライン会議システムZoomを使用します
    入室方法については、お申し込み後メールでお知らせいたします

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※ 内容・時間については変更の可能性がございます。予めご了承ください。
※ 申込者多数の場合は受付順で人数を制限させていただく場合がございます。予めご了承ください。

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